眼瞼けいれん
眼瞼けいれん、片側顔面けいれんは中高年に発症することが多いです。「けいれん」という名称ですが、けいれんが起きている状態と思われますが、からなずしもけいれんが起きているとは限りません。「眼瞼けいれん」とは、まぶたを閉じる筋肉(眼輪筋)が自分の意思と関係なく収縮する病気です。
症状としてはまばたきが増えたり、まぶしさを感じたりすることから始まり、進行すると目が開けにくくなってしまいます。症状の進行はゆっくりとしていますが、 放置してても自然には治りません。多くの場合はけいれんの回数が増し、重症になると、目がつむってしまうため、視力があるにもかかわらず、日常生活や仕事の支障にきたします。
眼瞼けいれんの症状はまぶしさ、目がつぶってしまう、目を開いていられない、目が乾く、目がショボショボとする、目が痛い、など多彩な症状が現れます。ドライアイ、眼精疲労、眼瞼下垂、自律神経失調症などと間違えられやすいのも特徴です。
治療法
眼瞼けいれん用の内服薬はありません。
抗てんかんやパーキンソン病用の内服薬を転用して治療いたします。
※ただし、明らかな効果がありません。
ボツリヌス療法 | けいれんしている眼輪筋にボトックスを注射する、眼輪筋の収縮力を弱める。注射後1週間程度で症状がおさまり、効果が4ヶ月から半年程持続します。 |
---|---|
手術 | けいれんする眼輪筋の切除、眉固定術、効果は半永久的です。 |
ボツリヌス療法(ボトックス)治療費
- 保険治療 3割負担 約15,000円
- 1割負担 約5,000円