眼瞼下垂手術


Ptosis

眼瞼下垂症とは

加齢とともにまぶたが下がってくることがよくあります。 外見的の問題ばかりではなく、視野が狭くなり見えづらなることもあります。
眼精疲労、肩こりなどの症状を来すこともあります。 それらの症状は手術により緩和することができます。当院では理事長先生が年間100例以上の眼瞼手術を手掛けていますので、ご希望の方はお問い合わせください。

眼瞼下垂症の原因

解剖的の原因は二種類があります。手術法は違います。

腱膜性眼瞼下垂(真性眼瞼下垂、退行性眼瞼下垂、老人性眼瞼下垂)

瞼を上げる筋肉(眼瞼挙筋)のスジ(腱膜)が延びたため、筋肉の働きが弱まり、目を開けることが辛くなり疲れを感じます。

眼瞼下垂片側の目と両側とあり、両側対称の場合は気つきにくいです。程度も様々ですが、ひどいものでは全く瞳が見えないほど瞼が下がってきます。 手術法は伸びた挙筋腱膜の再構築です。

 

 

眼瞼皮膚弛緩によるもの(偽眼瞼下垂)

加齢による眼瞼の皮膚が弛んで下がった状態、容易に気つきます。弛んで下がったまぶたの皮膚は逆さまつげの原因と視界の邪魔になります。手術法は弛んでいる眼瞼皮膚を切除します。
中には腱膜眼瞼下垂と皮膚弛緩が両方併発の場合もあるので、その場合は二段階の手術になります。

 

眼瞼下垂の症状と原因

見えづらいと当院に訪れる中高年の患者の中には、眼瞼下垂が原因になっていることが少なくありません。どのように見づらいか?
例えば、まぶたを持ち上げると視界が広がりすっきり見える場合には、眼瞼下垂の可能性が高いです。
また眼瞼下垂はドライアイや白内障などの眼疾患を合併することが多いため、白内障の手術をした後、視力が回復してもまだ見えづらいと感じる方や、ドライアイの治療をしても目の症状が改善しない方などは眼瞼下垂による可能性もありますので、一度本院にご相談してください。
また若年者の方にも花粉症などでの目の痒みから瞼を強くこする癖がある方、長期間ハードコンタクトレンズを使用している方も眼瞼下垂になる可能性があります。

眼瞼下垂症の治療法

軽症の時、薬で治療しますが、進行すると手術の適応となります。 眼瞼の形態異常による機能障害を来すときに保険診療扱いになります。
保険診療手術の目的は機能改善であり、いわゆる美容目的ではありませんが、女性医師の理事長は美と自然さへのこだわりを大切にしており、見た目にも美しく、かつ機能的なまぶたを作ることを心がけております。
術後の患者の声を聞くとほとんど全員が目の疲れが取れ、頭痛、肩こりなども改善されております。(手術の効果には個人差があります。)

 

眼瞼下垂症手術【手術例】

 

先天性眼瞼下垂の治療:筋膜移植法(吊り上げ術)

筋膜移植法(吊り上げ術)というのは、通常眼瞼下垂の眼瞼挙筋前転法では上がらないような先天性眼瞼下垂症において適応されます。つまり、まぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋)の機能が極端に少ない場合に、眼瞼挙筋の代わりに、オデコ(前頭筋)の筋肉で代用する方法です。

筋膜移植術は、患者本人の太ももの筋肉から採取した筋膜を使った手術とGORTEXの人工筋膜を使った吊り上げ術の二つがあります。太ももの筋膜移植を使ったほうが拒絶反応はないですが、太もも筋膜の処理手技が悪いと移植された筋膜が拘縮し、まぶたが引きつってしまうこと、加えて太ももに傷が残ってしまうことが問題だと思います。

GORTEX(人工筋膜)を使った吊り上げ術だと、拒絶反応を起こしにくい素材だと言うことと、太ももに傷が残らないこと、さらに拘縮することが絶対にないから、当院でGORTEXによる吊り上げ術を行っています。

 

眼瞼下垂の手術ご希望の方へ

手術適応について担当の理事長診察が必要となります。
※火曜日(予約なし)、土曜日午後(予約制)

手術の注意点

日帰りで両眼の方は同時手術をしています(土曜日午後)。

手術当日の注意

  • 当日、自分で運転はしないでください。
  • 化粧しないでください。
  • サングラスを用意してください。
 

術後の注意点

  • まぶたが腫れていますので、術後48時間は氷でまぶたを冷やす事を心がけてください。
  • 術後3、4日はアルコールを飲まないでください。
  • 翌日診察後より、水で顔を洗って、手術部位を清潔に保ち、処方された軟膏を傷口にたっぶりと1日3回塗ってください。
  • 術後1週間程で抜糸をいたします。
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